富士屋本店＠渋谷（東京） | 浜松酔いどれ日記

東京で若者が酒場文化を教わる場所、という感じでしょうか、富士屋本店。
惜しまれながら、再開発の波に飲まれ、閉店しちゃいましたね。
富士屋本店をググると、以前は「富士屋本店ワインバー」と呼ばれていたお店が出てきます。
こっちはこっちで、とっても素敵なお店なのだけど。

富士屋本店は、初めていったのは渋谷にライブを見に行ったときとかで、待ち合わせに使いました。
その後も、尊敬する兄さんと飲むのに行ったり、一人で行って宝焼酎にやられてベロベロになったり。
閉店直前にも、わざわざ浜松から行ってみたり。

いわゆるキャッシュオンの立ち飲み屋さん。
地下に大きな空間が広がってます。
安い。
「チューハイ」というメニューはなく、宝焼酎の小瓶とソーダ、若しくはウーロン茶、カットレモンなどを頼んで、レモンサワーやウーロンハイを自分で作ります。
お料理はだいたい３００円くらいで、結構なボリューム。せんべろここにあり、って感じです。

スタッフがとても厳しいお店で、注文をスルーされることもしばしば。
焼き鯖を頼んだら
「焼き鯖頼む？ちょっと時間かかるけど、いいの？」
「いいですよー」
「本当に？時間かかるよ？？　チッ」
とか言って、本当に出てこなくて、その後別の方が
「本当にいいの？」
と言って。。。
結局鯖が登場した時の喜びたるや。

閉店当日にはものすごい騒ぎになっていたみたいです。
残念ですね、こういうお店がなくなっていくのは。
古いから正しいわけじゃないけど、何でしょうね開発って